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Artmade始末記

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先週日曜の12月3日に京都国際マンガミュージアムでのイベント「Artmade」に参加してきました。このイベントは2014年の初回から参加していて途中いったん撤退して、そして2020年3月・・ コロナで大騒動になる直前に復帰したものの、その後コロナで中止が相次ぐなどで本格的に戻ってきたのは2021年12月でしょうか。

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とにかくArtmadeは一筋縄ではいかないイベントなのです。(笑) 過去にも言及してますが、そもそも同人誌目当てで来るお客さんはほぼ0。殆どがマンガミュージアム目当てで、来たついでに「なんかやってるぞ」という程度で覗くという感じ。酷い時には6時間(以前は11:00~17:00の開催時間)の間に来たお客さんは数人という悲惨な回もありました。殆ど毎回売り上げ0冊である一方、超たまに数冊売れたりする時もあるつかみ所の無いイベント。いやまぁ、売り上げ0はコミティアでもしょっちゅうですが。(苦笑) 
今回はマンガミュージアムの方も朝からあまり入館者がおらず、夕方頃から館内が賑わいだした感じです。たぶん昼間は紅葉の方を観に行ってたのかな~。おかげで売り上げ0で終わるところ、撤収直前に外国人観光客が「京都点景(知恩院前)」を一枚買ってくれました。売り上げ100円!

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このイベントも認知度が高まってきたのか従来は40サークルほどだったのが今回から60サークルになりました。おかげで初めての壁サークル! 来年4月も壁サークル目指します。(笑)
ま、全体的には超暇だったので館内見て回ったり、前田珈琲でまったり過ごしておりましたが、来年1月28日まで「アフリカマンガ展」というのをやっております。なかなか見応えありますよ。


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↑ 前田珈琲で至福の一服。


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↑ アフリカの54の国と地域のうち22カ国がフランス語圏。
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↑ フランス・ベルギーの影響を受けたバンド・デシネ形式のマンガ
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↑ 最近は日本の「漫画」の影響を受けたマンガも増えている。

Artmade19始末記

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12月4日に京都国際マンガミュージアムでの同人即売会Artmade19に参加しました。この京都国際マンガミュージアムで開かれるイベントは確か2014年4月が第1回目・・だったかと。一応1回目から参加はしておりますが、ここはなかなか手強いイベントなのであります。
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と言うのも、そもそも京都国際マンガミュージアムに同人イベント目的で来る人はいないということであります。殆どの人はマンガミュージアム目当てで来て、そのついでに一室でなんかやってるから覗いてみるかというのがスタンダードなのです。しかもその場合、アクセサリー等のグッズやポストカードのようなアート作品には興味を示しても同人誌の漫画なんかには目もくれないというのが現実。実際長くこのイベントに参加してましたが殆ど売れたことありません。コミティアやコミケも売れない弱小サークルですがここはマジに心を削られます。(苦笑)
それでも一時は外国人観光客で溢れて部屋中、英語やフランス語やアラブ語などが行き交い賑わったときもあります。その時フランス人の子どもが「MOON NIGHT CRISIS」の本を買ってくれたのは超嬉しかったですね。ちゃんと日本語読めたかな~?(笑)

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またある時は開会から閉会までの6時間の間に数人しか部屋に入ってこない時もありました。その日はなぜかマンガミュージアム自体も超ガラガラでお客が入っていないという不思議な日でした。異次元にでも落ち込んだのか。(苦笑)

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そんなこんなでいったんArtmade自体から撤退を決めた最後の日に当時過去最高の売上げを記録したりと掴みどころのない不思議なイベントですが、地元だしやはり地道にやろうかと去年12月から再び参加するようになりました。そしたら今回はTwitterの相互フォロワーさんが偶然ミュージアムのイベント「森薫原画展」を観に来て、何気にこの部屋を覗いたら私がいてビックリ!という展開。子狐ちゃんを5冊お買い上げ頂きました。こんな奇跡ってあるんですね。なんか気まぐれな「マンガの神様」がいるのかも知れません。 部屋があまり大きくなく、わずか30サークルほどの小規模イベントですがこじんまりとしてて雰囲気は良いです。来場者が好き勝手に落書できるコーナーもあります。同人活動をしてる人も一度サークル参加を考えてみてはいかがでしょう。 ただし、コミティアやコミケよりも人来ない、売れない、イベントなので鋼鉄のような強いメンタルを持ってる人に限りますが。(苦笑)
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当日は帰りに森薫原画展の原画を観てあまりにも「圧倒的じゃないか!」と打ちひしがれて帰宅の途に付きました。(笑)

コミティア142始末記

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11月27日、コミティア142に久々にサークル参加してきました。コミティアは去年の11月に参加して以来1年振りです。冬や夏にも申し込んではいたんですが直前に腰を痛めたり、コロナの感染拡大なんかで不参加となってました。
実は今回サークル参加証の入った封筒ごとスコーンと家に忘れてきました。(苦笑) 前日ホテルで荷物を整理していて気づいて「わお、どうしよう。」と思いましたが「ま、大丈夫やろ。なんとかなるさ、ケセラセラ~♩」で取りあえず寝た。(笑)
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翌朝ホテルをユックリ出て目の前にビッグサイト! 今年は6月に別のイベントを見に来たので5ヶ月振りです。サークル参加では久しぶりなので緊張するな~。
とりま、スタッフに事情を話して参加証の再発行手続きを。再発行そのものは簡単にできましたが「次回申し込みの時に抽選になったら落選する確率が高くなります。」と言われてドキ! 
まあ、これは自業自得なので仕方ありません。221130_04


気を取り直し、設営。いつもと変らん安定の設営。(苦笑) 今年は春の名古屋コミティア以来の設営です。久しぶりの設営なので手間取りました。
それにしても3,500のサークル参加は久々なのかな? 1Fの西1、2ホールと4Fの3,4ホールに3,500ものサークルが展開するのはなかなか壮観ですね。もっともあまり見て回る余裕は無くて西1ホールをざっくり見て回っただけで終わりました。ちらほら知り合いさんのサークルも出てましたが今回はちらっと見ただけです。
今回は不参加の方々が挨拶にまわって来られて久々に交流も出来て良かった。やはりこれはイベントに参加する醍醐味ですね。
最終、5冊の売上げとなりました。底辺サークルとしてはそれで十分です。
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そして翌日はとあるアニメの聖地巡礼に行こうと思っていましたが寒くて雨降りそうな天気なのと少し疲れが出てたのとで断念。丸の内の丸善本店へ。9時から開いていたのはさすがですね。一角には「手塚治虫書店」という手塚氏の本を集めたコーナーが。本をぶらぶら見て回って・・

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そして3Fにあった喫茶コーナー。ここ良いわ。カウンター席から山手線、京浜東北線、中央線、上野東京ラインを一望できる。次々と列車が行き交い、見てて飽きません。1/1の鉄道ジオラマを見てる感じ。時間を忘れて魅入ってました。早い時間なので静かで空いてたのが良い。しかも当日中ならレシートを持って再来店したらドリンク半額というスタバのようなシステム。ここはなかなか良いですね。お気に入りの場所になります。
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そして最後はお土産買って昼前に東京を離れました。さらば東京、次はいつ来れるかな。

コミック工学シンポジウム2022&第8回コミック工学研究会

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9月16~17日に名古屋の愛知工業大学自由が丘キャンパスで開催された「コミック工学シンポジウム2022&第8回コミック工学研究会」に参加してきました。
最初「コミック工学ってなに?」と思いました。元銀行員なので「金融工学」ならある程度分かるけど「コミック工学」というのは初めて聞く言葉だったのです。

今回懇意にしてるワコムのエヴァンジェリストの方から案内を受けて俄然興味が出て参加してみようと思ったのです。
エヴァンジェリストとは何ぞや? 有り体に言えば「伝道師」。現代のIT業界においては「ITの技術的話題を社内外に広く解りやすく布教する専門家」という意味に置き換えられて認識されています。
参加した感想は大学で漫画・アニメについてこんないろんな研究をしてるのかとただただ驚くことばかりでした。

9月16日(初日)

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まず、ワコムさんとクリスタのセルシスさんのお話。それぞれの会社の概要、現在の事業と今後の事業展開などコミック・アニメ業界との関わりから話を展開されました。ワコムは単なるクリエイター向けの液タブやデジタルペンだけの会社ではなく、デジタル機器を使った一般事業分野・教育分野でのデジタルソリューションを提供する会社であると。
そしてセルシスも単なるペイントアプリ「CLIP STUDIO PAINT」を提供するだけの会社ではなく、一般ユーザー向けから事業会社向け漫画制作・アニメ制作サービス、電子書籍ソリューションなどを構築・提供していると。

その後は各大学でのコミック・アニメ関連に関する研究発表が現場参加の学生、リモート参加の各校先生達から行なわれました。正直、「いや、大学ってこんなしょーもないことまでマジに研究してるの?」と思いましたね。まず一般社会ではそんな発想無いだろというような感じでいかにもアカデミック。こういうの好き。(笑)
この日一番面白かったのがリモート参加のF大学の先生の話で「人間の判断を助けるデジタルエージェント」のメンタルモデル(=擬人化 碧き鋼のアルペジオか! 苦笑)を人間として表現するには「萌え」(=人物の表現方法の1つ)の要素が非常に大事であり、工学的に応用が容易であるとの話を実例を使って説明されたこと。
それを自分自身がVチューバーになって説明してる。可愛い女の子がおっさんの声でしゃべってるのはなかなかシュールで面白かったです。(笑)

9月17日(2日目)

2日目も各大学の学生、先生方がそれぞれの研究成果、途中経過の発表が続きます。その中で一番興味深かったのがH大学の先生のコンピュータによる芸術作品の話。来た! 今いろいろ話題になってる絵の自動生成に関する話。これはジェネレイティブアート(計算の可視化)から始まり、マシンアート(機械が絵を描画する)を経て、人工知能画家(人間の認知能力のシミュレーション)に至るまでの話。今はミッドジャーニーに代表されるようにこの第3段階。漫画を自動生成する人工知能も実証段階。
ではこれらが実際に制作現場で使われるのか?という問題に対して最後のセッションのフリートークで大物のゲストが二人登壇して話された。「え? なにこの二人。」と驚くほど有名なお二人でした。
内密にと言うことで会社名など書けないが、結論から言うと既に制作現場で使われているという。もちろんまだ欠点などはたくさんあって「なんでこれが出来ないんだ」と思うような事がある一方、逆にこちらが出来ないだろうと思うような事は「え!? 出来るのかよ」ということもあるそうです。(苦笑)
いずれにしろこの人工知能はこれからも進化して完全に使える時代が来るだろうという話でした。これを仕事の現場で使わない会社はないだろうと。
その一方で、ではこれがクリエイターの仕事を奪うのか?という点。つまり人工知能の描く絵が人の描く絵と同列に語れるのか?という根源の問題ですね。人工知能に絵を描かすと言うことは絵を描けない人が絵を描けることになるということ、それは個人が持つ画力などの技術は意味をなさなくなると言うことです。
でも物を創造する際には人間の脳の働きが大きく物を言います。つまり自分の過去の経験、見た物、聞いた物すべてを記憶からほじくり出し、それらを繋げて新しい物を作り出す。人工知能もそれまで食った大量のデータを元に同じ事をします。違うのはデータを繋ぐための「キーワード」。ミッドジャーニーはいろんなキーワードを入れることで絵を自動生成します。
しかしこのキーワードが大問題。適当で大雑把なキーワードではそれなりのものしか出てこない。先のお二人が言ってましたが「キーワード=呪文」だと。なかなか言い得て妙ですね。最先端科学なのにいきなり異世界の魔法のような話に。(笑) 呪文を詠唱することで人工知能は新しい絵を生み出す。そしてその呪文をいろいろ考える仕事が新たなクリエイターの職種として生まれてくるのでは?と。「おまえ、どこからそんな呪文を考えついた!?」と言われる時代が来るのかも。(笑)
結局、人工知能が人間の呪文で絵を描くなら別に人間が自分で筆取って描かなくても良いよねという価値観が誕生するかも知れません。絵を描けない人にとっては朗報なのか? 絵を描く側としてはなんかちょっと嫌な気もするけど(苦笑)

あとウェブトーンのコマ割自動生成もいろいろ感じることはありました。マジに漫画のコマ割って人間独特の発想なんだなと。これを人工知能でやろうとしても現時点では全てを満足させる結果を得られない。でも人間はいとも簡単に学習してコマ割を正しく認識して漫画を読める・・ まことに不思議です。

そしてこの二日間、名古屋飯を堪能致しました。(笑)
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↑ 初日のお昼。鯛としらすの海鮮丼。写真取る前に食べちゃった。(苦笑)
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↑ 晩ご飯。味噌カツあんかけスパゲティ。
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↑ 2日目 小倉あんトーストモーニング。なぜかアイスコーヒーがビール小ジョッキ。(笑)
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↑ 2日目お昼。味噌中華。八丁味噌ですな。
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↑ 2日目晩ご飯。名古屋コーチン黄金の親子丼。
ごちそうさまでした。

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