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カテゴリ:22お出かけ・旅 期間限定?「東京歩きンボ」

復活 東京歩きんボ 7

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 本日のぶらぶら歩きは西神田である。JR中央線の水道橋駅を降り立つ。駅のほとりを流れる川はあの南こうせつの歌に歌われた「神田川」である。まさしく青春時代を歌った切ない名曲であった。あの歌の舞台はこのあたりなのだろうか・・
 さて駅の改札口を出て東京ドームを左に見て水道橋を渡らず三崎神社の角を右に曲がる。ここから神保町へ続く白山通りをぶらぶら歩く。この白山通りは江戸時代の小石川の川筋である。神社の隣にいきなり東京歯科大の巨大ビルがそびえる。明治40年に東京歯科医学専門学校として開設された由緒ある学校だ。
 また左手には歴史的建築物でった東洋高等学校があったが今はもう建替えられてもうない。これは明治37年創立の東洋商業学校を前身とする東洋貿易のための人材を育てるための学校だったそうだ。その先には日本大学経済学部があり、近くには法学部の建物もある。とにかくここは学生の街なのだ。
 さらに歩いていくと右手に「研数学館」という重厚な建物に出くわす。昭和4年築の建物で質実剛健ながらもしゃれた装飾が施されている。味のある建物だ。そしえその左手一筋中に入ったところに「カトリック神田教会」(上の写真)の建物がある。スイス人マックス・ヒンデル設計で昭和3年築のバシリカ式聖堂は見ごたえがある。内部は長い身廊でなかなか荘厳な佇まいである。ステンドグラスには新約、旧約聖書が描かれている。このあたりは昭和初期の貴重な建築物が多いのだ。
 白山通りをこのまま行くと靖国通りにぶつかり、その先は出版会社と古書店がひしめく神保町となる。

 さてそろそろ腹が減ってきたので飯にしよう。このあたりは安くて美味しい飲食店がまたたくさんあるのだ。そのお話はまた次の機会に・・

復活 東京歩きんボ 6

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運河だけは昔の佇まいを残す 〜秋葉原〜

 秋葉原は通称「アキバ」である。アキバに来るのは二十何年ぶりだろう。昔東京に遊びに来た時よくオーディオ製品を見に来たものだ。国産・外国製の高級オーディオは憧れの的であった。それが今ではオーディオなんて見る影も無い。かろうじて国産で残ってるブランドはパイオニア、ケンウッド(旧社名 トリオ)、テクニクス(松下電器)、ヤマハ、ソニー、アイワ、オンキョー、デノン(旧デンオン)、アキュフェーズ、ビクターぐらいのものか・・ アルパインはラックスマンと合併してアルパインラックスマンになってアルパイン単体ではカーオーディオ専業になってしまった。家電系は全滅だ。ローディー=日立、オーレックス=東芝、オットー=三洋電機、オプトニカ=シャープ、ダイアトーン=三菱電機はすべて消えてしまった。専業メーカーもたくさん消えていった。

 アキバをブラブラと歩いた。凄い人である。歩くというより人の流れに流されていく感じだ。90年代後半からオーディオ・家電街からパソコン店の街と化したアキバも栄枯盛衰、ここ1〜2年でそのパソコン店も淘汰されつつある。ではなにが出てきたかと言うとゲームのソフト店とケータイ電話の店だ。圧倒的な数で増殖しつつある。それに加えて漫画喫茶に同人誌専門店、あとコスプレの店・メイド喫茶などが急速に増えてきた。特に同人誌専門店は凄い勢いだ。なんだか電気街と言うより混沌としたサブカルチャーの街と化しつつあるぞ。
 それにしても同人誌専門店ってなんでこんなに流行ってるの? ためしに入ってみたがどこも店内は満員電車もかくやとばかりの人出である。今や同人誌の世界は何百億円もの市場に育っているというがそれにしてもなぜアキバなのか? 
 それに加えて外国人の数も多い。以前からアキバは外国人観光客が世界一の電化製品を買い求めにやってくる場所であった。特に裏通りの昔ながらのジャンク屋に大勢の外国人が群がっている。それもアラブ系?らしき人々が目立つ目立つ。アルカイダもいるんじゃないのか? 武器用の電子部品なんかを買いに来ているテロリストもたくさん混じってるような気がする・・ 正直あんまし近づきたくない感じだ。

 オーディオ店を求めて歩き疲れたわしは万世橋から運河の風景を眺めていた。アキバにはもはや昔の面影は残っていないがここだけは昔の風景が残っている。東京は大阪に負けず劣らず運河の街なのだ。

復活 東京歩きんボ 5

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 さて今夜の宿泊地は西麻布だ。あの六本木ヒルズも近いお洒落な麻布だ。おっしゃれ〜な東京は嫌いだと言っておきながらそこはそれ、わしはミーハーなのである。 おっしゃれ〜な場所もチェックしておきたいものなのだ。

 ホテルに荷物を置いたわしは食事に出たがさすがは西麻布。お洒落な店ばかりである。表通りは高級ブティック、高級美容室、高級レストラン・高級寿司店ばかり・・ 誤算であった。Tシャツ・ジーンズ姿の中年男が一人で入れるような店など一つも無い。すべて盛装したカップルでないと入れてやんないよと高飛車なオーラを発している。ああ! カップルの冷たい視線が・・ 
 わしは飯を求めて夜の麻布をさ迷った。そしてさ迷うこと30分、目の前に救いの神が現れた。「麻布ラーメン」という看板が!! おお、東京砂漠にオアシスを見つけたぞ!! 迷うことなくわしはそこに飛び込んだ。
 そしてわしは普通のラーメンと餃子2人前を注文した。ふぅ〜、このメニューなら落ち着いて食べられる・・と思っていた。出てきた餃子を見るまでは・・ 
 「なんですかー! この餃子は!!」 出てきた餃子を見てわしは思わず心の中で叫んでいた。とても普通の大きさではない! 一個の大きさが京都王将の餃子の1.5倍以上はあるぞ。こんな特大餃子は注文したつもりはない。 メニューにも餃子(大)なんて書いてないし。恐るべし「麻布ラーメン」。わしを京都人と知っての狼藉か?! 店主が「ラーメンに餃子を二人前だと? 愚か者め、食えるものなら食ってみよ!」とわしの顔を見てにやりと笑った。
 
 ラーメンと餃子だけで腹はパンパン・・ とても歩き遊ぶ気にもならない。明日も早いし、わしは泣く泣くホテルに帰った。
 後で聞いた話ではあの大きさが東京では普通の大きさなんだと! 東京の人間が大阪で餃子を注文するとあまりの小ささに 「おんどれ、わいを江戸っ子や思てなめとんかい!!」 と怒るそうだ。 東京人の感覚は信じられん。
 

復活 東京歩きんボ 4

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 いまさらながらだがここではおしゃれなところも今風のスポットも出てこない。極めて私的な思い入れの東京紀行だ。第一、おっしゃれーなカフエやレストランなど京都や大阪にも履いて捨てるほどある。なんでそんなもんの東京紹介をわざわざ書かねばならんのだ。ここは独断と偏見で選んだ東京を書く。

 わしが東京に抱くイメージは神田、神保町、秋葉原、御茶ノ水あたりの下町風景である。赤坂・麻布・六本木等のこ洒落た街の雰囲気は本物の東京ではない。新宿・池袋などの大歓楽街も東京の一面だがこれまたわしの心象風景の中では東京ではない。なぜか明治後期から大正ろまんと大戦前の昭和初期のレトロな東京、そして戦後の高度成長時代のバイタリティ溢れる雰囲気いっぱいの東京がわしの心の中の「東京」なのだ。暴言かましてよかですか? スマートな東京などくそくらえ! 
 ほら、歩いていたらお祭りにぶつかった。神田神保町の近くだ。こんなビルだらけの街中でもそこに根を張った人々の生活がある。これも東京の風景なのだ。

復活 東京歩きんボ 3

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 これが丸石自転車本社社屋の1階ロビーです。外観に負けず劣らずの重厚な雰囲気。どこぞの高級クラシックホテルのロビーに見紛うばかりです。ジュースの自販機が雰囲気壊してますが・・
 こうしてみると現在の機能優先の建築物に対してなにやら温かみすら感じます。こういう装飾を施すのは今ならコストがかかるってんんで見向きもされないでしょうが文化というのはこういうムダからなりたつもんではないだろか?

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