水道水のペットボトル
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- 06社会・政治 はちゃめちゃ大阪市
大阪市水道局が水道水をペットボトルに詰めて一本100円で販売を始めたという。今日テレビのニュースの特集でやってるのを見て驚いた。これは大阪独特のギャグか?とも思った。そもそもこんなもの買う客いるのか?最初はもの珍しくて買ってもすぐ誰も買わなくなるだろう。100円なんか払わず自分でペットボトルに詰めればすむ話である。
水道局の担当者のインタビューでは「大阪市の水道はオゾンで有害物質を分解し、活性炭でろ過する高度処理を施しているので本当は美味しいんです。」ということでそれをアピールするためペットボトルの販売を始めたそうだ。大阪の地下鉄の駅の売店やホテルで販売している。で、浄水場でボトルに詰めているのかと思ったらわざわざ水道水を和歌山県橋本市のボトリング会社まで搬送し、そこで熱処理を施してボトリングし、また大阪市に運んでいるそうで、そのコスト高から結局この事業は既に600万円以上の累積赤字になっているそうだ。
なんかおかしくないか? 実際、節水型の洗濯機や食器乾燥機等の普及と人口減、工場での節水の進行などとあいまって大阪市の水道水の需要は減っており、なんとか需要を増やしたいということなんだそうだがその前にすることがあるような気がする。大阪市内には大阪府の浄水場が1つ、市の浄水場が2つある。本来ならこれを統合し、職員を減らすなどの合理化が先ではないか? 府と市という縦割り行政を乗り越えてでもそっちの方が優先事項だと思う。
すくなくとも自分とこの組織防衛の為に600万円以上の赤字を出しても平気[E:sign01] ってのは理解しがたい。 わしだってわざわざ水道水のペットボトル買うよりミネラルウォーターのペットボトル買うわな。