地球温暖化は大嘘?
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- 02社会・政治 激辛コラム
今年も大雨による被害が全国各地で発生している。被害に遭われた方々にはお見舞い申し上げる。それにしても尋常でない雨の振り方なのだがこれも地球温暖化の一環による異常気象ではないかと言う人たちが大勢いる。
そもそも二酸化炭素による温暖化説は1988年にNASAの科学者ジェームズ・ハンセンが米議会上院の公聴会で証言したものが国連のIPCC(気候変動政府間パネル)で追認されたところから世界的に広まったものである。しかしながら気象学の専門家たちの中には「地球温暖化」そのものを否定する人たちもいる。
例えば東京大学の渡辺教授(東京大学生産技術研究所副所長)は雑誌のインタビューで「まず、気温変化のデータ自体に疑問がある」と答えている。都市部の気温上昇はヒートアイランド現象であり、都市以外の気温の変化のデータはローカル性の影響がかなり多く一般的とは言えない。むしろ気温の長期的な下降を示す地域も多く、地球規模では上昇も下降も確認されていないと一蹴する。「実は誰も二酸化炭素などの温室効果ガスによる地球温暖化による異常気象や海面上昇を科学的に実証していない」ということだ。
更に同じ東京大学の住教授(東京大学気候システム研究センター教授)は昨今の世界的な大型台風・ハリケーンや豪雨、猛暑などは「正常気象範囲内のゆらぎ」に過ぎないとする。もちろん産業革命以来の温室効果ガスによる大気温度は確かに上昇している。二酸化炭素の大気中の濃度は約1.5倍になっており、温度も平均0.6度ほど上がっているがこれが気候の変化に決定的な影響を及ぼし始めた証拠は無い[E:sign01]我々がまだ知らないメカニズムが存在している可能性も否定できない。 と言う。
では温暖化現象そのものは自然現象なので心配しなくていいかというともちろんそうではない。お二人とも我々人類の生き方が今のままで良いとは言っていない。地球は今、明らかにオーバーキャパシティー状態で人類は地球上の資源をドンドン食いつぶしつつある。人間本来の生き方を見つめなおす時代であることは間違いない。
ちなみに今、地球人口を約40億人レベルで維持できれば食糧もエネルギーもバイオマス(農林水産物のエネルギー資源化)によって賄えるという。また日本人は食べ物の3割を捨てているがこれは金額で約11兆円分にものぼり、日本農業の総生産額にも匹敵するそうだ。自分の国で作った食糧を全部捨てて食糧を輸入する社会ってまずかろう。グルメだ!! 金儲けだ!! と騒いでる場合ではない。