ぶさいく野菜は美味い
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- 02社会・政治 激辛コラム
今日嫁さんの実家から朝もぎたての野菜をもらってきた。茄子・胡瓜・トマト・・ 今が旬の夏野菜たちである。みてくれはかなり悪い。茄子は傷だらけだし、トマトはいびつな形で胡瓜もへんにひん曲がったものが混じっている。スーパーの店頭には絶対に並ばないと言っていいほど不細工だ。だがこれがかじってみるとなんとも美味いのだ。ほんもんの野菜の味である。これには鮮度がものをいっている。野菜は鮮度が命なのだから。いくら低温輸送の流通技術が発達し、新鮮な野菜がスーパーの店頭に並ぶといってもやはり数時間以上はかかる。畑で取れたての野菜の味には比べるべくも無いのだ。見てくれのいい野菜を買うためにどれだけ無駄なコストをかけていることか考えてみて欲しい。
ここに小規模農家が生き残る道があるのではないだろうか。一億の国民を食わすには効率化を徹底した大規模農業も必要だろう。そういうのは企業にまかせればいい。小規模農家はあえて近隣消費者に的をしぼった農作物を作る。よく見かける朝市や、農家の軒先に野菜を置いて「お金を入れて持っていってください」ってやつだ。無農薬で手間隙かけて作った高品質かつ安全性の高い作物を隣近所の限られた消費者にだけ売る。消費者も作り手の顔が分かっているので安心して買える。「産地直送」ならぬ「産地直売」の『産直』だ。もうすでに取り組んでいる農家もあるんだろうけどいいアイデアではなかろうか?
ほらほらこれを読んでるそこの奥さん、見てくれだけで野菜選ぶと失敗しますよ。あなたの旦那さんを選んだ時と同じように・・[E:smile]