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2005年01月

NHK改革試案

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P0te4cdi  今回のエビイルジョンの顧問就任・辞任騒動はNHKのやっぱ変わって無い体質を露呈した。はなから改革などする気がないのである。さすがにここに至ってわしも受信料払うの止め様かと思い始めた。ちょいと真剣に考えます。

 そこでわしなりのNHK改革試案を考えた。改革つーよりNHKの報道機関としてのあり方だな・・

 � 総合テレビと教育テレビを統合する。二つも局はいらん。

 � 芸能・娯楽・バラエティ・スポーツ番組からは撤退。IQの低い番組は民放にまかせろ。[E:smile]

 �ニュース・教養・ドキュメンタリー番組に特化する。視聴率など気にせず受信料をバンバン注込んで文化度の高い番組をつくるべし。

 �国会中継は昼だけでなく夜のゴールデンタイムに解説付きで再放送しろ。能無し政治家も国民に見られる可能性が増えれば少しは真面目な国会討論をするだろう。

 
 紅白歌合戦が視聴率40%を切ったといって大騒ぎしているがもうそれからして認識がずれている。もはやあの番組は歴史的役割を終えているのだ。視聴率が落ちて当然。むしろまだ40%近い方が奇跡なのだ。
 ビジネスマンに人気の「プロジェクトX」も同じだ。もうネタ切れでNHK内で打ち切り論が出た時にエビイルジョンの鶴の一声で無理やり延長が決まったと聞く。最近は 「え? 何、このネタ」って感じで放映している。わしは今は全然観ていない。

視聴率稼ぎのくだらない番組は民放にまかせてNHKは骨太で見ごたえのある高品質の番組を作って欲しい。そのためなら苦しい生活費の中から受信料を払ってもいいぞ。[E:smile]

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 お待たせしました。本日は平安貴族の中でも最高権力者に登りつめた「藤原道長」君のお仕事振りのお話です。平安貴族と言えば広沢の池に船を浮かべ詩歌管弦の遊びにふけり、宮中の女房達と華麗なロマンスに興じていたと思われがちだがどうして結構今の政治家どもより真面目に仕事をしていたのである。

 少し長くなるが藤原道長の日記『御堂関白記』の長和6年(1017年)2月のところを読んでみよう。当時道長は前年即位した後一条天皇の摂政だった。
 
  一日 三条上皇のもとを訪れ、次いで参内(内裏にあがること)。この日は内裏に宿直す。
  二日 明日行われる春日社の祭りの準備に追われる。朝廷から使者として派遣する藤原師経に下襲(したがさね)を送り、道長個人も使者を派遣する。
  三日 豊作を祈って京都周辺の神社に派遣する祈念穀奉幣使(きねんこくほうへいし)をいつ出立させるべきか、実施責任者の藤原斉信と相談、日時を決定する。現在新築中の土御門邸の工事状況を視察する。
  四日 祈年祭が行われる。その報賞のことなどを祭主と相談する。先日春日祭に派遣した使者が戻り、報告を受ける。
  五日 三月に予定されている後一条天皇の石清水八幡宮行幸について実施責任者の藤原実資と打ち合わせ。土御門邸の工事を視察。
  六日 参内。宿所で沐浴中、一条橋での殺人事件発生の報告を受ける。さっそく検非違使に調査を命じる。被害者は滝口の武士の大蔵忠親で、女をめぐって三角関係にあった検非違使放免(検非違使の下っ端)の為重丸を事情聴取のため召喚したが、応じないと言う。
  七日 内裏に詰めている。
  八日 内裏に詰めている。息子の頼通よりこの日行われた園韓神祭と孔子を祭る釈奠と両者とも無事行われたとの報告を受ける。
  九日 橘為義宅に泊まる。
  十日 参内。大原野神社の祭りに私的に神馬使を派遣する。夜になって内裏を退出。
 十一日 藤原実資と三月の石清水行幸について相談。右大臣藤原顕光が新年号の案を持ってきたが、不快のため後日考えることにする。下級官人の昇進の儀式が執行されたとの報告を受ける。参内し、退出。ニ七日に予定の木幡(祖父らの墓所:場所をどこにするか安倍晴明に占わせた)詣りについて雑事を命ずる。
 十ニ日 殺人事件の真犯人が播磨国にいる藤原明賢、明孝兄弟であることが判明したとの報告を受ける。検非違使を逮捕に向かわせるべきだが行幸が近いことなどから見合わせ、宣旨を下して召喚することとする。
 十三日 明日の祈年穀奉幣使が奉る宣命の文案について責任者の藤原斉信に指示をする。
 十四日 早朝参内。新年穀奉幣の責任者斉信が来て賀茂社に奉幣に行くはずの藤原兼隆が都合が悪いと言う。代理について指示をし、その後奉幣使出立の儀式に参加。
 十五日 内裏に宿直す。

 ざっと2週間ほどのお仕事振りいかがであろう? 意外に忙しいんだな!!しかも細やかな行き届いた指示。いや〜、見直しました。(笑) 祭りのことが多いのは儀式や祭りは当時は威信をかけた国家行事なのだから当然として、まさか殺人事件の捜査の指揮までとるとは・・(^^;) 名探偵コナン君も真っ青だ。これを題材に2時間ドラマ作ったらヒットするかも。「平安京殺人案内! 公卿藤原道長の事件簿1 一条戻り橋での連続殺人事件 式神は見ていた 摂政道長の名推理」なんちゃって。(爆)
 そんな道長も53歳で糖尿病からいろんな病気を併発して8年間苦しみぬき万寿4年(1027年)に塗炭の苦しみの中で死んでいったのだ。晴明の死後22年目のこと。

引用文献 「平安京 くらしと風景」 東京堂出版

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 三菱重工が三菱自動車を傘下におさめることとなった。三菱自動車はもともとは1870年設立の三菱重工業の自動車部であり、1970年に長年の念願がかなって三菱自動車として独立したものであった。だからまた親の元に里帰りしたようなものだ。

 欠陥隠しがたたって昨年の国内の自動車販売では三菱自動車の一人負け。連結通期で純損失が4千億円超とはべらぼうな数字だ。去年三菱グループが支援を打ち出したが消費者の信頼を取り戻せず第一次再建案はあっけなく失敗した。その後も販売不振は停まらずこのままでは債務超過に陥るということでとうとう三菱重工の子会社化となったわけだ。

 では天下の三菱重工が本格的に乗り出したのでもう磐石か? というと事はそう簡単ではない。むしろ三菱重工が乗り出したことでかえって危ない気がする。なぜなら重工と自動車では顧客層がまったく違うからだ。官庁や大企業を主な取引相手とする重工に対し、自動車は一般消費者を相手にする。それこそ生き馬の目を抜くような激しい競争が繰り広げられている業界でそこにはトヨタという世界第2位の怪物がいる。殿様商売は通用しない世界なのだ。重工の会長が兼任で再建を主導するような甘い考えでは多分再建はおぼつかない。
 さらに今度発表された再建案も2700億円の追加増資と2700億円の融資を取り付けてのものだが中身は単なるリストラと中途半端な他メーカーとの提携程度。積極果敢な再建策とは言えないものだ。これでは先細りが目に見えている。身から出たさびとは言え極めて再建の道は厳しいと言えよう。
 去年の再建案でも5000億円超の金融支援がなされたのに各金融機関が次々融資を引き上げ増資した金はほとんど消えてしまった。三菱は新車開発する金すらなくなって結局今回の追加支援となったのだがさすがに合計1兆円以上の金融支援は「天下の三菱グループ」と言えども重過ぎるんではないの?

 それにしても今度の一連の騒動で一番得をしたのはダイムラークライスラーだ。 こいつら本当に抜け目の無いハイエナのような奴らだ。アジアにおけるトラック・バスの生産拠点として三菱自動車から「三菱ふそう」を奪い取り、そのうえリコール隠しを理由に支援を打ち切り、損害賠償まで請求した。損害賠償は今回現金で200億円、残りは三菱ふそうの株式などの譲渡で合計700億円払うことで和解した。 暴言かましてよかですか? ベンツに乗る奴は非国民!! てか。[E:smile]

 人を殺した罪は償わねばならないがここまで追い討ちをかけられる三菱自動車にも少しだけ同情したい。

景気がくしゃみ!!

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4p1hzw0g 今年は花粉飛散量が最大級[E:sign01] だそうだ。

 第一生命経済研究所の発表によると過去最大級(東京で昨年の13倍、大阪で23倍)と懸念されるスギ・ヒノキの花粉飛散量が景気回復の波乱要因になるそうだ。今春の花粉被害が1〜3月期の実質国内総生産(GDP)を年間換算で0.6%押し下げる。要するに医薬品や保険医療費等の花粉対策の支出が増える一方、患者が外出を控える結果個人消費の支出を押し下げるということだ。

 またか! この手の計算はもううんざりだ。なんでもかんでも経済効果があーだの、こーだのといいかげんにしろ。そんな試算をしたところで花粉症患者の苦しみはなくならない。それで経済がしぼんでも別に花粉症患者が悪いわけではあるまい。それよりも花粉症が発生する原因・メカニズムの方が重大な問題だろう。

 大昔だって花粉は飛んでいた。それなのにこんな花粉症の話は聞いたことが無い。これは我々現代人が置かれた環境や食生活に問題があるのは明白だろう。子供を苦しめるアトピーだって根っこは同じだ。我々の体自体が警告を発しているのだと思う。

 幸いわしはまだ花粉症にはなっていないがうちの嫁さんが3年ほど前から花粉症になった。そりゃー、端から見てても苦しそうだ。今や3人に一人が花粉症になるとも言われている時代だ。花粉症患者への社会の理解と環境を含めた対策を促すのは喫緊の案件なのだ。

 それにしても嫁さんの外出の格好、こりゃどっから見ても変質者じゃん・・ [E:shock]

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