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090725  衆院解散が決まってやっと選挙になった。マスコミ調査では民主党有利の追い風が吹きまくっているが投票日まで一ヶ月以上あるので何がきっかけで逆風が吹くかはわからん。

 民主党が圧倒的に支持されているというより自公与党の腐った政治に有権者の我慢も臨界点に達してきているというのが実情なんだろう。現時点では消去法でいくと政権交代の対象は不安だらけではあるが民主党くらいしかないからだ。

 もとより健全な民主主義は政権交代による政党間の競争によってもたらされる。長い間本格的な政権交代がなかった日本の政治が腐るのは自明の理である。ただ仮に今度の選挙で民主党が政権をとったとしてもそれだけでは単純に2大政党制になるとは思えない。多分自民、民主双方を巻き込んでの再度のガラガラポンが始まるかもしれない。でもそれはそれでいいと思う。そのための第一歩としての政権交代なら意味がある。この国がよりよい方向へ向かっていくなら我々有権者もその覚悟を持つべきだ。

 今、少しこの時勢にあった本を読んでいる。「若者は、選挙に行かないせいで、4000万円も損してる!?」というタイトルの本だがこれがなかなか面白い。かなり刺激的なタイトルだが中身はいたってマジメ。日本の政治の仕組みを政治に興味を持たない人にもわかりやすく懇切丁寧に解説している。一読の価値はあると思う。

 この本によると選挙での投票率は20歳代が35%なのに対し、60歳代は75%にもなるそうだ。これでは選ばれる立場の政治家がどっちの「声」を聞こうとするかバカでもわかるだろう。投票もしないやつの言うことなんか誰が聞くか。投票率が上がってこそ政治家はその声に耳を傾けるのである。

 暴言かましてよかですか? 「バカモノ(若者)よ。グダグダ文句たれてる暇があれば今度の選挙には投票に絶対行け!!」  

 一ヶ月もあればマニュフェスト読むなり、テレビの政見放送観るなり、新聞に載る政見記事読むなりしてどういう政治をしようとしてるのかある程度わかるだろう。え? それでも誰に投票していいかわかんない? だったら投票所で鉛筆転がして決めろ。六分の一の確立だからそれで候補者の当落が決まるわけは無い。でも投票率は確実に上がるので政治家にはプレッシャーになる。

 それでもやっぱわかんない~ と言う人は今の自分の生活に満足してるなら与党、不満があるなら野党に入れたらいいとこの本ではそこまで丁寧にアドバイスしてくれている。(笑)