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080921  金曜日だったかポストにこんなチラシが入っていたので興味深々で見に行ってきた。試聴場所は大型SCの本屋の店頭。ビクターと東海ビジョン企画(東海テレビの関連会社)コラボの限定発売商品だそうでいわゆる最近流行のCD・DVDプレィヤー、FM・AMチューナー、アンプ、スピーカー一体型の「ワンボディ・オーディオ」と言われるものだ。肝は日本中で4,000台の限定生産品で家電量販店やネット販売などしない、試聴現場での直接販売品だということだそうだ。京都では20台の販売。
 

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 「弱いんですか~。」
などと保険のCMのパロディやってる場合ではない。スピーカーユニットはビクター自慢の世界で唯一の「木」で出来た「ウッドコーン」である。このオーデォ界では有名な話ですね。現物見たのは初めてであるが本当に「木」そのものであった。正直言ってかなりちゃちっぽく見える。でも出ている音は臨場感あって凄い音だ。ボデイ全体は桜の無垢の一枚板で作っていてこのコンポ自体が木で作られた
楽器というわけだ。中はもちろん、最新・最高の技術を使って最高の音質を狙っている。底板の内部と外部のインシュレーターなんか一個一万円もする無垢の真鍮を6個使っているそうだ。実際わしも愛聴のCDを何枚か持って行って聴いたがうちのオーディオより凄い音で鳴らしてくれる。うおー、めっちゃ欲しくなったがお値段、税込み29万円・・・ 買えません。 担当のセールス氏の話では京都では20台売れた時点で販売打ち切りだそうだが23日頃まではまだ残っていそうだ。うーん、でも評判よければカタログモデルになるかもしれん。似たようなワンボディ型システムはボーズが有名だがそれよりいい音だと思う。ボーズはボディがプラスチックだし、比較して聴くとビクターの方が音に厚みというか濃度がある。

 でも試聴現場が提携してる本屋と言うのはどうなんだろう。人出の多い騒がしい場所での試聴のためどうも落ち着いて試聴できない。それに本屋に来たついでにオーディオを買う物好きもそうそういないだろう。わしみたいにチラシに興味を持ってくる人間ならともかく・・ この価格で本気で売るならオーディオ専門店の店頭で試聴をやったほうがいいような気もするが。