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Sfcnsvem
 今日は大晦日である。土曜から大掃除、年末の買出しと忙しい。子供の頃このクリスマスを過ぎてから大晦日までの慌しさがなにかウキウキと高揚した気分を味あわせてくれたものだ。そして元旦を迎えての一転、シンとした静寂。街中はおろか家の周りもなにか凛とした空気が張り詰めたようでこの落差が子供心にも「お正月」の特別さを感じさせていた。 しかし今はその雰囲気がすっかり薄れてしまったような気がする。昔は正月にはほとんどのお店が4〜5日くらい休んでいたのでそれこそ大晦日までに必要な買い物を済ませておかねばならなかった。ところが今は元旦からスーパーや専門店(さすがに百貨店は初売りは2日からだが)、ファミレス等は営業している。どこかが元旦営業を始めたら競争に勝ち抜くために他も真似して営業を始める。これで元旦もまるっきり普通の日になってしまった。そう考えたら大晦日までに買っておく必要も無い。別におせち料理なんか用意しなくても外へ食べに行けば済むし。便利は便利だが何かおかしい気がする。一体いつ頃からこんな風になってしまったんだろう。
 競争は確かに必要だ。でも最近は「競争のチキンレース」かのようになってしまった。一位以外は全部だめ。ALL or NOTHIG。競争からの脱落はすなわち「死」。 という恐怖からただただ競争相手を横目で見ながら走り続ける企業、個人。
 元旦は一日中オーディオでジャズでも聴きながら静かに過ごすか・・
嫁さん:「ユニクロに福袋買いに行くからね!」
わし: 「うへ!」