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Zxbn1dzs  通常の貿易は国と国との商業取引なんだがこの「朝貢貿易」はちょっと違う。

 中華思想でもって世界の中心たるべく歴代中国王権は周辺諸国の野蛮国から「中国の徳を慕って」朝貢を受け、これに対して回賜を与えるという形式の朝貢貿易を推進してきた。周囲の野蛮国から朝貢を受けることは皇帝の徳を示すこととされ、内外に向けて政権の正統性を示すことになるため逆にコストを払ってでも朝貢を歓迎した。
 朝貢国から送ってきた貢物に対して回賜が数倍の価値となることが原則であり、朝貢国にとって利益となる事例が多かった。その場合、朝貢に来る使節の人員に対しても多額の褒賞金が与えられた。見栄を張るのも大変である。

 これを最大限利用して大もうけしたのが室町幕府3代将軍の足利義満であろう。まぁ、おかげで日本文化史にさんぜんと輝く北山文化が興ったのだからよしとするか。文化には金を持ったパトロンが必要なのは古今東西どこの国も同じだ。

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