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 徳島県鳴門市にある大塚国際美術館に行って来た。ここは世界的にも珍しい陶板名画美術館で古代壁画から世界25カ国190余の美術館が所蔵する現代絵画に至るまで人類の財産とも言うべき西洋名画1,074点を特殊技術により陶板に焼付けオリジナルの原寸大で再現している。写真や本などと違いまさに目の前で原画が持つ本来の美術的価値を日本にいながらにして味わうことが出来るのだ。
 それらの絵は地上二階、地下三階の建物(延床面積29,412�)の広大な展示場にに3つの展示方法で展示されている。一つは環境展示=古代遺跡や教会等の壁画を環境空間ごとそのまま再現した立体展示、二つ目は系統展示=古代から現代に至るまでの西洋美術の変遷が美術史的に理解できるようにした展示、三つ目はテーマ展示=人間にとって根源的かつ普遍的主題など時代を超えて古今の画家達の描いた代表的な作品を展示し、それぞれの表現方法の違いを比較できるようにした展示、である。(パンフレットより)

 実際に観てきたがこれは本当に凄い[E:sign01]の一言である。なんせ目の前にダ・ヴィンチの「モナリザ」(ガラスケースで保護されていない)がある。「最後の晩餐」(しかも修復前と修復後の絵が対になって展示されている)がある。教会等の壁画をそのまま再現した環境展示には圧倒されるし、美術愛好家にとっては垂涎の的の絵がこれでもか!と常設展示されているのである。そのうえ、触ってもいいし、人と一緒に撮るなら写真撮影もOKなのだ。普通の美術館ではあり得ないことである。これも最新の陶板印刷技術のおかげである。しかもこの技術、あの文化庁の失策で損失の憂き目に会っている高松塚古墳の壁画再現・保存にも使われるよう今水面下の話が進んでいるそうだ。写真さえあればそこから再現できるから。

 レプリカなんてしょせん本物に劣るまがい物だと言う人は多いがこれを一度見たらその考えは変わるだろう。実際説明をしてくれた職員さんの話では専門家でもオリジナルと陶板レプリカを並べて3mも離れて見るとまったく見分けがつかないそうだ。この美術館の創設に際し、文部科学省の役人(美術大学出身者)に申請に行った時その役人はその陶板レプリカの美術的価値を理解できず、銭湯のタイル画の美術館なんて認めないと言ったそうだ。[E:shock] 専門家にしてその程度の理解しかなかったようだ。あきれるな文部科学省・・

 この美術館の入館料は一人3,150円、京都からだと徳島まで車で行って高速代も往復15,000円くらいかかり決して安くはないがそれだけの価値はある。なんたって外国に行かずに有名絵画が観れるのだから。ここで絵を観て、現地に本物を観に行ってもいいではないか。もっとも一日ではとても全部観られない。何日かに分けて観るか自分なりのテーマを決めて観に行くようにした方がいいだろう。

 それにしてもこれを作ったのがあのオロナミンCの大塚製薬グループなのである。企業の社会貢献活動の一環としても非常に好ましいものだと思う。[E:lovely]
 ホリエモン!! おまえも金儲けばかりに血道をあげず、もっと地に足をつけた企業活動をして社会貢献も行え。今や単に雇用をするだけでは企業活動としては片手落ちだ。 でももう手遅れか・・ ライブドアつぶれるかもしれんしな。[E:smile]