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 ここしばらくテレビなどの党首討論などを見ていてつくづく小泉ははぐらかしの天才だなと思った。選挙の争点を「郵政民営化」一本に絞った「単純化」や相手の問いかけに真っ向から答えない「論点そらし」。
見ていても極めて不愉快でふざけた態度だ。選挙の戦術としては正しいのか知れんがとても一国の総理の態度とは思えない。もっともそこを突っ込めない野党の党首連中も情けないが・・

 この男をこのまま首相にさせておくとこの国の将来の針路がかすんでしまうような気がする。

 ところでこの男の心情はいったいどうなっているのだろう?

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 かつて小泉は福田派に属していた。そして国会議員3期生の頃、19672年「角福戦争」を目の当たりにした。自民党の後継総裁を狙って田中角栄と福田赳夫の2人が壮絶な死闘を繰り広げた例のあれだ。自分の親分、福田赳夫は二度にわたって金権・密室政治の田中派に煮え湯を飲まされた。その時の恨みが小泉を突き動かしている。必ずや田中派を潰してやろうと。

現在の橋本派は旧田中派の流れを汲んでおり、郵政はその権力基盤ともなっている。
そこで小泉は旧田中派を潰すために郵政民営化を唱えだしたというまことしやかな話がある。

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 最初はそれはいくらなんでも週刊誌的面白話の類だなと思っていたんだが最近はなんかそれが本当のことのように思えてきた。
 この男の郵政民営化にかける熱意は異常である。確かに郵政改革は大事なことではあるが国政はそれだけではない。それなのにもう他の事は大したことではないかのような言動。とにかくなにがなんでも郵政民営化しかないという態度だ。
小泉が自分なりの国家感を持ち高邁な政治理念から出た郵政改革であるならばあのような換骨奪胎化した民営化法案で良しとするわけがない。
 要は郵政民営化そのものが目的であるからだ。旧田中派(橋本派)潰しのための。

 かなり執念深い性格でとりあえず今度の解散でほぼその目的は達した。そして次の一手は小泉チルドレン化した国会議員を引き連れ、小泉新党の旗揚げか。

 こんなやつの政治につき合わされるのはかなわん。[E:angry]

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 記事293でソニーがサムスンに買収される可能性ありや? と書いたが今度は三洋電機が中国のハイアールに買収される可能性があるという話が出てきた。
 
 ハイアールは最近日本でもちらほら名前を聞く様になったが中国最大級の家電メーカーでアメリカでは冷蔵庫のシェア40%を握っており東南アジアでも低価格を武器にシェアをどんどん伸ばしている。
 2002年に日本進出のため三洋電機と「三洋ハイアール」という販売会社を設立し、順調に業績を伸ばしてきている。04年度は47億円(推定)の売り上げを上げたが目標年間100億円にはまだ程遠い。
       
                           以上雑誌囲み記事抜粋

 なるほど、買収によって三洋が世界的に強みを持つリチウムイオン電池やデジカメなどのデジタルデバイスを一気に手に入れ日本他先進国市場でのシェアUPを狙うか。まぁ、青息吐息の提携相手を資本力にもの言わせて飲み込むのは資本主義国家なら当然の戦略ではある。 え? 中国って資本主義だっけ?[E:coldsweats02] ま、経済は資本主義、政治は共産主義という世界一わけわからん国家だが・・・
 
 それにしてもいったいこの三洋の体たらくはなんだろう?関西の地場産業の雄としてほとほと情けない。( と言いながらうちにある三洋電機の製品って扇風機と電気シェイバーだけだな。ナショナルより安かったし・・ [E:shock] )

 後継者争いにうつつを抜かしてる暇などないぞ!! [E:angry]

デジタル音楽端末早くも淘汰?(吾妻ひでお風味)

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 デジタル携帯音楽プレィヤー業界第三位の有力ブランド「リオ」が26日に撤退を発表した。先立つ8日には中堅メーカーのNHJも東京地裁に準自己破産を申請している。         
 今やこの業界はアップルとソニーの2強激突の様相になってきた。両者とも音楽配信の強みを持っているが機器のみの販売でシェアが小さいメーカーは今後苦境に立つ可能性が高い。     
              27日付け日経新聞記事より


 それにしてもデジタル時代になって家電業界は栄枯盛衰が激しくなった。なんせ実装・組み立て技術のある企業なら部品だけ手に入れればすぐにでも低価格品で参入できる。イオンが台湾メーカーと組んで20インチの薄型液晶テレビを10万円で販売するや一日で完売したのもその典型である。日本の家電有力メーカーが金城湯池とする薄型テレビやHDDレコーダーもどうしようもない価格急落に見舞われその波に飲み込まれつつある。

 ある経産省の幹部が経営危機に陥った三洋電機の救済を韓国のサムスンに打診したら「もう1つのなら救済しますよ。」と言われたそうだ。もう1つのSってソニーのことである。これは冗談ではなく十分可能性のあることだ。今や世界最大級の電機メーカーに成長したサムスンにとって足りないのはブランド力。ソニーのブランドが手に入るならいくらだって金を出すことだろう。
 ある日突然、ソニーがサムスンの傘下に入る事だってありうることだ。そうなったらピンボケ愛国主義者が大騒ぎするかもしれんがそれが資本主義の世の中だから仕方あるまい。ソニーでも経営に失敗すれば淘汰されるのは必定だ。日本だってバブルの頃にアメリカの会社や土地を買い捲った。相身互いである。

 そんなことよりもわしが心配なのはわしの持ってるプレイヤーのメーカー、アイリバーは撤退せんだろうな、ということだ。[E:coldsweats02] 

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 選挙序盤戦は争点を郵政民営化一本に絞って騒ぎを大きくして話題をさらった小泉の作戦勝ちって感じだろうか。

 しかしまだ投票日まで2週間あるので有権者の目がどこをむくかは予断を許さない。

 前も言ったようにそもそも郵政改革の本質は日本の経済・社会のあり方の改革である。んでもってその点に焦点を当てて自民党と民主党の郵政改革の主張を比較検討すれば分のあるのは民主党の方だろうな。

 国民から集めた金を財投(郵貯で国債を買う)というカモフラージュをして特殊法人や政府系金融機関で湯水のごとく無駄遣いする構造を改めるのが本来の郵政改革の本質だ。民営化はあくまでその手段の1つであって目的ではない。自民党の郵政民営化案は中身を検証するとまったくそれに応えていない。入り口(郵貯・簡保)と出口(特殊法人・政府系金融機関)両方がそろって初めて郵政改革が成り立つのだ。

 一方、民主党の郵貯預入制限は入る方を抑えるので歳出も抑えざるを得なくなる。結果政府・省庁は無駄遣いを必死で減らして効率的な使い方を考えなければならなくなる。

 方法論としては民主党案の方がラジカルで効果的な案でよりましな方だと思う。もっとも民主党自身がそこまで思い至っているのかどうかは知らんが・・


 一方で亀井静香に代表される造反組の「田舎からライフラインの郵便局をなくすな。」という論はまったく問題の本質からずれている。

 むしろ田舎に必要なのは医者(医院・診療所)[E:hospital]と老人が歩いて買い物に行ける商店(街)ではないのか?
 

 田舎の親戚の家に行って近所に個人医院が見当たらず、真昼間からシャッターの閉まった商店街を見ていたらこの国の政策の貧困さを思い知らされる。

 亀井たちも結局票にならないからその対策は歯牙にもかけない。

<参考> 反対派 荒井広幸氏(参院議員)の「私が郵政民営化に反対する本当の理由」というオンデマンド放送もあるのでこれも参考に郵政民営化問題について賛成派も反対派も考えてみればいいと思う。

転校生版 「ホラエモンと静香ちゃん」

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もはや 何も言うまい・・・[E:shock]

 片や旧来型の利益誘導政治家、片や自己中むき出しの成金経営者。
 亀井の人情話や民主主義を守るなんてセリフは説得力無いし、ホラエモンの急な立候補は政治への確たる信念があるとも思えずおのれの会社の売名、ページビューUPが目的なのが見え見えだ。

 仕事の片手間に政治家されたらたまんないな・・と思ったが他の政治家もまともに仕事してないからこれも目くそ鼻くその類か・・・[E:sad]

 結局小泉の狙いは共倒れか?
 
 それにしても昔観た映画、大林宣彦 監督の「転校生」はよかったな〜。尾道三部作はいい映画だ。 

 まさか亀井静香の選挙区だとは知らなんだが。

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