次期主力戦闘車選定 ホンダの巻き
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今回次期主力戦闘車の選定にあたって我が財務省から予算案の提示があった。諸費用込みこみで240万円以下である。それ以上は逆さにしても鼻血も出ないと宣告された。[E:shock] うう・・む、そうなると2Lクラスの車では下位グレードしか買えねぇ・・・ 出だしから厳しい状況となったぞ。後は値引きでがんばるか?である。
それでは気を取り直しまず試乗第一弾はホンダのアコードとなった。ホンダは昔から好きなメーカーではある。最近はミニバンメーカーと化してしまっているがアコードは評判がいい。だが予算の関係で同じ2LでもユーロRは無理。結局ELの試乗となった。
まず動力性能は・・そこそこあるが正直こんなものか?である。さすがエンジン屋のホンダのエンジンでよく回ることは回る。が物足りない。これほんまに155psか・・ で足回りも並以上なのだがインプレッサに乗っていた自身としてはエンジンも足回りも期待したような感じではない。さすがにボディ剛性はしっかりした感じは受けたが全体としてわしの五感を刺激してくれるものは感じなかった。どうもユーロR以外の2Lは普通の実用エンジンの普通の実用車ということのようだ。アコードのメインは2.4Lエンジン搭載車の方と思える。
そして何より気に入らないのはデザインだ。はっきり言って不細工である。くさび型の鋭い造詣ではあるがシャープなフロントに対し、リヤスタイルがボテっとしすぎで実にアンバランスだ。それにインパネのセンターあたりもナビのマスの大きいモニターが鎮座ましまして重た〜い雰囲気だ。これも気に入らない。 セールスさんは一生懸命売り込んできたがあえなく予選落ちとなった。
ああ、ホンダよおまえはどこへ行く?
ホンダの現状については言いたいことがたくさんある。以下そのことについて少し触れておきたい。
追記(06年2月21日)
ホンダはその利益の8割近くをアメリカ市場で稼いでいる。国内市場ではかなり厳しく瀬戸際状態だ。2005年度の販売台数は前年比3.9%のマイナス。売れるのは軽自動車とフィット、ミニバンだけでかつてホンダの屋台骨を支えたシビック、アコードは見る影も無い。
日欧米アジアの4極の製造体制の下、日本で売るアコードは欧州の、シビックはアメリカの物。日本で売るのに日本で開発するのはミニバンと軽だけ?というありさまは日本のユーザー無視もはなはだしい。去年モデルチェンジしたシビックも売れてなくて早くも欧州用シビック(5ドアHB)の導入とセダンのスポーツモデルの投入が検討されているそうだ。
そして販売系列の統合である。現在、クリオ・ベルノ・プリモの3つある系列を一本に統合すると言う。これは明らかにプリモ店潰しだ。プリモ系列はもともとホンダが乗用車製造に乗り出した草創期からの古い付き合いの地場系中小ディーラーが多い。いわゆる昔は2輪販売店だったとこだな。地元に密着したおっちゃん、おばちゃんの地域御用達業者がトヨタや日産のディーラーのない田舎町でもホンダの車を売っているのである。その貴重な販売戦力をホンダは切るという。東京青山に立派な本社を構え、ホンダの車はお洒落なショールームでお洒落なスーツに身を包んだセールスがお洒落に売るものだそうだ。しかし本当の狙いは効率化の名の下にホンダの直接出資する販売店ばかりにし、流通と価格をコントロールしようということだ。
さらにトヨタのレクサスの向こうを張って、国内でもアキュラ(アメリカで成功したホンダの上級ブランド)チャンネルを2008年に立ち上げると発表したがこれは多分失敗する。トヨタのレクサスは多くの人が知っているが残念ながらアキュラは一般の人はほとんど知らない。実際にはレジェンドやインスパィアがアキュラブランドで売られるだろうが今でさえ売れずにプレミアムブランドとしての認知度はほとんど0だ。絶対売れないと断言してもいい。
ホンダは10年後くらいには日本市場から撤退して準アメリカメーカーになってたりするかもね。[E:smile]